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福島に移り住み14年。脱サラ夫婦2人(+子供2人+ヤギ4頭)の楽しくておいしい農的生活です。


by sekikonko88

今年を振り返る(1.有機農業)

早いもので1年が終わろうとしています。
今年はどうだったでしょうか?反省しつつ、来期の展望を整理。
1.有機農業
○生産技術
堅調でした。土が良くなって来ているのか、作物だけでない力を感じます。今期の悪天候に拘わらず大幅な減産にならずでした。山の資源(カヤなど)も有効に活用した土作りと有機栽培に合った栽培方法の確立に励みたいと思います。
○販売
まだまだの感あり。有機専門の売り先を失ってから、失地回復を目指し模索中。
・地元への販売
某スーパーチェーンへの直接販売と流通業者さんと連携した販売の2形態を試験的に運用し、それなりの成果があったので、来期に本格運用して結果を出したいです。
・実儒者への直接販売
生産者自ら売る努力は大切であるため、オーガニックふくしま安達のS君取りまとめの「旬の野菜リスト」を発信し実儒者への直接販売をしています。来期は「旬の野菜リスト」について生産者間の情報収集・実儒者への発信の仕組みを充実させ、レストラン等実儒者への販売を拡大したいところです。
・農協出荷
売り先がない農産物について農協へ格付けせず出荷しています。今年もそれなりに出荷しました。
価格は市場が決めるので、悪い時は全然ダメですが、今年は、お盆以降価格が暴騰したので、易きに流れてしまいました。
有機農業の地域内での拡大のためには、出荷し易い環境を作ることが重要です。そのため、格付した有機農産物を農協に出荷できる仕組みが必要と考えています。今季、地元農協へ段取りについて相談していたのですが、夏野菜の暴騰に浮ついてしまって宙ぶらりん状態でした。自分の欲たかりに反省!。来期、どの程度まで取り組みを進められるかは未知数ですが、国・県の有機農業を拡大するという大きな流れに乗って頑張りたいと思います。
・直売イベント
震災以降、風評被害払拭、取り組みのアピールのため取り組んで来ましたが、一定の成果があり、その役割を終えたということで、来期は、お付き合い程度の出展に止め、生産に集中すべきと考えています。
○組織(オーガニックふくしま安達)
組織は農家の利益のためにあるべきとの観点から、農家にメリットを提供できるように、売り先の確保、生産技術の共有等をしなければなりません。
売り先の確保とは同時に、組織としてある程度の計画的組織的出荷する能力が求められるので、メリット共有を希望する会員により、しっかりとした生産体制を作りたいと考えています。
○自分の経営
生産技術が高まり、販路も確保できるようになれば、経営らしくなってくるものです。両方ともまだまですが、就農して8年も経つと何となく見通しが立ってきた感じがします。
ただ、毎年のことですが、醸造や他の取り組みとの兼ね合いで農作業に集中できずにいますので、この点の整理が最大の課題になっています。

振り返ってみると、農業については道半ばで、はっきりとした成功もなければ失敗もない状況ですので、来年は、数字なり形なりに、ハッキリ出来るよう心がけたいです。


by sekikonko88 | 2014-12-28 19:20 | 農業