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福島に移り住み14年。脱サラ夫婦2人(+子供2人+ヤギ4頭)の楽しくておいしい農的生活です。


by sekikonko88

旧友を訪ね(2)

宇都宮に行ったのですが、もう一つの目的はビール屋を見ることでした。

以前、小川町にある麦雑穀工房マイクロブルワリーを訪ねた時、若旦那さんから
宇都宮のマイクロブルワリーを教えられ、気になっていました。

駅から歩いて10分程度でしょうか。普通のビルの一階で営業していました。
立ち飲み用カウンターがあり、その奥が醸造場となっています。
ガラス越しに醸造機器が見ます(と言っても小さい寸胴でした)。

1杯500円で、3種類のビールがあり、
スタンダードのものと、変り種のコーヒースタウトを頂きました。
スタンダードのものは、スッキリした喉越しの味のあるビールでした。
コーヒースタウトは名の通り、本物のコーヒー豆が使われているそうで、スタウトの割りに
軽い飲み口のものでした。

ここの凄いところは、一回の仕込み量が小さいことです。
50リッター/回です。という事は、下限製造量6,000リッターを満たすために
120仕込/年こなすことになります。聞くと、2~3仕込/週とのこと。
小さい仕込みのため、醸造道具類は、専門メーカのものではなく、市販の厨房道具を
改造したとのことで、海外から持ってくるより安いそうです。

小さい仕込を生かして、居酒屋、個人の醸造請け負いをしていて、
昨年12月に開業以来、約70種類ものレシピを仕込んだとか。
今回頂いた、コーヒースタウトもお客様のレシピだそうです。

ビールは、副原料の幅が広く、面白いと思います。
地域の果物等の特産品を副原料にすれば様々なビールが可能となり、地域興しのツールの1つとして役に立つのではないかなーと思っています。

今まで見た中で一番、小資本で起業でき、消費者のニーズにあったモノづくりができる等々、
可能性を感じるものでした。

※本文中で、便宜上「ビール」と言っていますが、酒税法上の免許は「発泡酒」で、
製品にはビールという名称は用いられていません。世の中には変な法律がありまして、
麦芽100%でも発泡酒となることがあります。(大手ではありえませんが)
by sekikonko88 | 2009-09-24 23:29 | 生活