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福島に移り住み14年。脱サラ夫婦2人(+子供2人+ヤギ4頭)の楽しくておいしい農的生活です。


by sekikonko88

ネコは家につく

昨夏、子猫が突然現れ(多分当園に捨てられた猫)、その可愛さに子供達は魅了され、その外観から「クロマメ」と名付け世話を始めました。熱心な子供達に頭ごなしにダメと言えず容認していましたが、私のミスで轢き殺してしまいました。
その時の子供達の純粋に悲しむ姿を目の当たりにしてとても感動してしまいました。
一家が失意にある中、似たような外観の子猫が現われました。眼つき悪く可愛さ半減ですが、毛色等が似ているのでクロマメの母か姉妹かと思われました。子供達と馴染み「シナモン」と名付けられ居つく気配。
親としては、子供たちに動物を飼う事の責任を自覚して欲しいので、飼うなら避妊等して役割分担を決めて飼う、世話できないなら愛護センターへ連れて行くということで良く話し合って結論を出したいと思っていました。
議論を深められずにいる内に、妊娠したようで腹が大きくなって来て、どうにも処置ができない状況となり、今春に4匹産んでしまいました。(内1匹は狸に喰われたか行方不明)
まさかの事態に家族会議。全部飼いたいと譲らない子供達。
愛護センターで飼いたい人とのマッチングしているとは言え全てが引き取られる訳でないので、やはり可哀そうです。
ということで全て飼うことにしました。
シナモンを避妊手術し、他3匹についても時期(生後6か月以降)が来たら処置して頂く予定です。
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「クロ」ヤンチャな奴です。
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「シロ」とてもハンサムでクールな奴です。
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「ミケ」三毛猫でメスのようです。一番の甘え上手
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親の「シナモン」です。何となく動きがギコチなく人に慣れていない感じがします。
それにしても、ヤギ、ニワトリ、そしてネコ。段々に動物が増えていっています。






# by sekikonko88 | 2023-09-21 00:50 | 生活

訪独の件3

欧州と言えば列車の旅ですね。
広い大陸の中を縦横に都市と都市を結んでいます。
各国にはそれぞれ高速鉄道があり、ドイツはICEです。
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白いボディーに赤や青のライン。早そうに見えますが、フランクフルトーハンブルグ約500kmを3時間程度も掛かるので新幹線とは大違いですが、食堂車があり、座席までデリバリーがあったりと、なかなか優雅です。
ただ、専用の線路ではなく在来線の線路を使っているので、稀にペットボトルが転がっていくような急ブレーキがあり要注意。
日本は新幹線専用線路を整備し(未だに整備中)便利になりましたが、食堂車はないは、車内販売はやめるはと優雅さがなくなり、それ以上に、新幹線にばかり投資し在来線を切り捨てるようになってきています。
ドイツがどのような考えでICEを整備したかは分かりませんが、在来線の線路を使うことでスピードを犠牲にしても、在来線との共存を図り、地域を活かし、雇用を生むように配慮されているように感じられました。
日本では、現在、リニアの整備が始まりましたが、スピードと便利さを追求して何処へ行くのでしょうか?
そろそろ、これまでの考え方は改める時なのではないでしょうかね。







# by sekikonko88 | 2023-09-20 08:49 | 生活

訪独の件2

墓参目的の訪独でしたが、旅は旅なのでそれなりに楽しみましたし、勉強になりました。
今回の旅程は次の通りです。
成田ーフランクフルト
フランクフルト(1泊)
フランクフルトーハンブルグ(ICE利用)
ハンブルグーラインベック(3泊)移動はレンタカー
ハンブルグーフランクフルト(ICE利用)
フランクフルト(2泊)
フランクフルトー成田
旅行中の気づきの点を記述していこうと思います。

ドイツと言えばビール、音楽、哲学、工業製品が浮かび、ドイツが好きだからドイツのものが好きになったのか、それらが好きだからドイツが好きなった分かりませんが、ドイツには勝手に親近感を持っております。
なので、墓参ではありましたが、待ちに待った訪独でした。

まずはビールですね。
ドイツビールと言っても様々なものがあり、日本人が好むピルスナータイプは当たり前として、ヴァイツェンを始めとしたヴァイスビアが普通に売られています。
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一番のお気に入りはこれです。酵母入りの白ビール。だいたい何処でも購入できました。
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良い感じで濁っていて、苦味少なくシルキーな口当たりです。





# by sekikonko88 | 2023-09-19 22:11 | 生活

7%の運命

8月は広島・長崎への原爆投下、中立条約破棄によるソ連参戦、そして敗戦と様々な歴史的な出来事があり戦争を特に意識する月です。
最近は地元の方の従軍記を読むようにしており、岩代図書館で標記本を見つけました。
著者は下長折出身の方のようで、舞台はニューギニアです。
徴兵され航空整備兵となり、故障が多く稼働率が低かったと言われた3式戦(飛燕)が配備された部隊に所属していたので3式戦に係る興味深い話が多々ありました。とは言え、ニューギニアに転戦後は、機体の不具合、補給物資の乏しさ、米軍の圧倒的な物量によりあっという間に航空部隊はなくなり、別舞台に組み込まれ島内を彷徨い歩くことが話の中心になっています。
東北で農業をしていると温暖な所は何でも育って豊かだと思ってしまいますが、赤道近いジャングルのようなところでは、獣が少なく食べられる植物の限られている上に、マラリアを始めとした様々な病気があり生き抜くことが困難であることを実感しました。
徴兵により2等兵からスタートした著者は、古参兵らによる体罰、暴行(過度のビンタにより片耳が聴力を失う)、士官が従卒を私事にまでこき使う等、軍隊組織の理不尽さを身をもって体験しているので、所々での鋭い組織批判には頷くばかりでした。
南方戦線では人肉を食う話が聞かれますが、本書でも、逃亡兵が同胞を騙して身ぐるみはいた上に喰ってしまうから同胞と言えど気をつけろとの触れがされていたとの記述があり、そのような事があったであろうことが窺われます。
様々な困難、理不尽、非人道なことを体験した著者ですが、折々に、飢餓が人間を狂わす、戦争(組織)が人を狂わすと書き、人間そのものに対し絶望せず肯定的に捉えているようで救わる思いがし、辛い内容でしたが最後まで読み続けることができました。
ニューギニアへは14万人が派遣され帰国したのは1万人で、本の題名にもなっていますが7%の生存率です。
著者は何故生き残ったのか?について様々考えますが、折々に「善意」に救われる等、「幸運だった」と結論づけています。
著者に対し、このような境遇に陥れた国家(軍隊)に対する恨み節が一切ないことに清々しさ、潔さ、純朴さを感じました。
私のような理屈っぽい人間は、先の大戦を振り返りますと、当時の日本国家を取り仕切った、政治家、軍人、官僚らの無責任さには呆れると共に怒りがこみあげてくるものですが、昔の方々はメンタリティーが違うのでしょうね。。
愚かな戦争をしない、させないように自分でできることをしなければならないと思いました。
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# by sekikonko88 | 2023-08-25 11:56 | 読書

訪独の件

3年前ハンブルグ在住の姉貴が死亡しました。
暫く姉貴から連絡がないことを心配した母より様々相談があり、ハンブルグ市役所へ問い合わせる、ドイツの日本大使館へ問い合わせる等したところ、自宅で死亡していたところを発見され事件・事故の疑いがなかったことから身元不明人として現地の墓地に埋葬されていたことが現地の領事館より連絡がありました。
その後の、後始末、手続きは、領事館の方、現地の通訳の方のお力添えにより滞りなく済ますことができました。
関係者の皆様へは感謝する次第です。
さて、肝心の姉貴について、母としては遺骨を回収して日本へ帰国させたいところですが、ドイツの法律により他埋葬者の安眠を妨害させてはならないと法律で決まっているそうで掘り出すことをできないことが判明し、ならば現地に行って墓参するしかないとなったのですが、コロナ禍により渡航するのはとても困難だったので暫く様子をみていました。
今年5月8日に、日本でもコロナの扱いが第5類へ移行し比較的移動しやすい状況となったことを受け、母の高齢(82歳)もあり、墓参を決行しました。
ロシアのウクライナ侵略により航路が変更されており、今回は成田ーフランクフルト(JAL)だと北上した北極の上を通過する航路で行きが13時間30分でした。(フランスに行ったときは15時間30分だったので2時間早いのには驚き)
諸藩の事情により、母、私、長男3人での旅で、ドイツ語が不明で高齢者、子供同伴で困難が旅が予想されましたが、何事もなく無事に、墓参と姉貴が住んでいた住居の確認、周辺散策をすることがきました。
姉貴の死にズット責任を感じていた母ですが、この墓参の旅により1区切り付けられたなら良い親孝行ができたと思っています。
墓地にいた猫
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# by sekikonko88 | 2023-08-24 20:56 | 生活