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福島に移り住み早8年。脱サラ夫婦2人(+子供2人)の安全安心おいしい農的生活です。コンの日記 http://nouka.blog68.fc2.com/ もご覧下さい。


by sekikonko88

カテゴリ:農業( 747 )

地方創生ということで、各自治体において似たような組織が立ち上げられ、様々な戦略が練られています。
国の旗振りの下、様々な計画を立て、頂けるお金は頂いて何でもチャレンジするのは良い事だと思います。

しかしながら、これまでの国主導の地域活性化の取り組みの結果が現在であると認識するなら、国の旗振りに従うだけなら、これまでと同じ結果になることは目に見えてますね。それとは別に、地方、地域の中に大小問わず自律的な経済の仕組みを持つことが、今後の地方の発展のために必要だと考えております。
そうでないと、中央からの補助金、助成金、仕組み的配慮(ふるさと納税もそうですね)がなくなれば終わりという代物になってしまいます。会議の場でお伝えしましたが、意を汲んで頂けますでしょうか?

そんな心配を持ちつつ、資料を拝見しましたら、「(4)農業の振興と経営の安定化」という中で、「有機農業・エコ農業の推進など中山間地域等における・・・」という記述がありました。エコ農業という概念は如何なるものか不明ですが、「有機農業」の文言まで踏み込むのは立派。(ま、県がそうですからね)安心しました。

とは言え、「農業の振興と経営の安定化」とは裏腹に、子供2人抱えて農業に勤しむ新規就農者のK林夫妻は、来季、東和子供園への入園を断られ、経営規模の縮小をするとのことです。
「東和は農業する人に厳しいところだ」と残念がってました。流石に、上品な彼なので「二本松死ね!」とは言いませんが、爺婆のいない夫婦の子供を受け入れないとは農業するなと言う事ですよね。
言っていることとやっている事が違い過ぎる・・・。

立派な戦略や計画があっても、それを動かす人間が育っていず、情報が共有されていなければ、何の意味もないことですね。まずは、些細なことですが、そういったことを積み上げていくことも重要だと思います。



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by sekikonko88 | 2017-02-13 23:17 | 農業 | Comments(0)

狩猟免許試験

10年前、定住してきた時は、有害鳥獣の被害は限定的でしたが、今では自宅周辺でも普通にイノシシが目撃され、田んぼが荒らされる等の被害が続出するようになりました。
山の向こうの山木屋地区で営農されておらず食べ物がないからだと言われていますが、兎に角ひどい状況です。この冬は、罠に掛かったイノシシを既に3頭頂いたますし。

そんなことから、自存自衛のため私も狩猟免許(2月5日試験)と猟銃所持許可(2月19日考査)を取ることにしました。狩猟免許については、猟友会主催の狩猟講習会が事前にあり、懇切丁寧な指導により受講者の99%は本試験を合格します。

とは言え、試験は試験なので、狩猟読本と例題集を数日前から勉強しだしました。
法律は簡単ですが、動物の判別がやはり難しいですね。

試験なんて何十年振りなので、当日の朝は、何とも言えない緊張感。
(と言いつつ、前夜はゆんたで酒飲みで朝帰り。激しい頭痛・・・。)

落とす試験ではないので淡々と回答するだけで終了。
次は、いよいよ本丸の猟銃です。

経験者が、いい加減な勉強では落ちるよとアドバイスしてくれたので頑張ろうと思います。

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by sekikonko88 | 2017-02-09 21:50 | 農業 | Comments(0)

有機農業の推進

県庁の知り合いよりご案内を頂いたので「食と農で育む人のつながりを考える交流会」(H29.1.28開催)に参加しました。コーディネーター、オブザーバー(農林水産部長)、スピーカーとして県内の農業者、料理研究家、活動家が壇上にて熱いトークを繰り広げました。若い農業者達が、それぞれの環境で頑張っている様子が伝わってきてとても良かったです。


最後に、各自が抱負を語り、それを受けオブザーバーが、県がH29に取り組む事項について説明しました。

1.GAP、2.有機農業、3.販売強化、4.ネットの活用 とのこと。

まさか、有機農業が挙げられるとは思いもよりませんでした。


過去を振り返れば、県自ら認定機関になるなど福島県の有機農業への力の入れようは日本一だったのですが、原発事故により、安全対策、風評対策等の施策が優先された結果、冷や飯を食わされていた感は否めませんでした。しかしながら、6年が経とうする現在、いよいよ再起するのかと思うと嬉しい気持ちになります。


有機農業の普及ためには、双方波長を合わせて飛躍したいと思っております。



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by sekikonko88 | 2017-01-28 22:04 | 農業 | Comments(0)

丁寧に仕事すること

南部杜氏と仕事をさせて頂いた時に、杜氏さんに、酒造りで大切なことは何ですか?
と聞いたところ・・・
酒の造り方は特別な技がある訳でなく、誰がやっても同じだと思うが、
だからこそ、1つ1つの仕事を丁寧にすることが大事だ(実際は方言で話してます)
と仰りました。
金賞を何回も取った凄い杜氏さんだから、何か凄いご発言あると期待していたので拍子抜けしたものです。
威張らず、難しこと言わず、時に冗談を交え淡々と仕事をされる姿が、そのお言葉を裏打ちしています。
できる酒は素晴らしいものでした。

今、自分が農業、醸造に携わる中で、杜氏さんの仰ることが実感できるようになりました。
何か特別な事がある訳でなく、日々の地味な仕事を確実にこなし積み上げていくことだ大事ですね。

様々な事に手を出す故に、全てが中途半端になってしまうことを反省することが多い私ですが、今年は1つ1つの物事を疎かにせず丁寧にしていきたいと思います。



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by sekikonko88 | 2017-01-14 07:49 | 農業 | Comments(0)

有害鳥獣達との対決

当地に来て10年経ちましたが周囲を見回してみると、10年来お導き頂いている地域の皆様は一様に10歳年を取り、当時と比べ勢いがなくなったように思えます。また、当時、借りることすら考えられなかった優良農地(この辺りでは日当たり良好な水田)が放棄されるようになり、売買の話が普通に聞かれるようになりました。そして更に有害鳥獣被害が急速に拡大しています。至るところ電気柵が張り巡らされ、ワナも多数仕掛けられていますが、知恵を付けた動物達は更に上を行っているような気もします。まるで人間が檻の中で生活しているようです。
この地での生活を続けていくために、地域の様々な課題に向き合わねばなりませんが、短期的な課題としては、有害鳥獣対策が挙げられます。
私の家の敷地にまでタヌキ、イノシシが侵入し、様々なものを食害していますし、子供達への危害も心配されるので、早く手を打たねばなりません。
隠れ家、進入路となりそうなヤブ退治は進めていますが、決定打ではないようです。

これ以上、連中をのさばらせる訳にはいかないので自ら狩猟免許を取ることにしました。
農塾の講義で、猟師さんに一通りお話を伺っていましたので、今年度最後の狩猟免許試験を受けることにしました。併せて、同月に実施される猟銃等講習会も受け、あわよくば同時に頂くつもりです。

まずは試験に向けて一寸ずつ勉強しています。
さて、結果はどうなりますやら・・・。


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by sekikonko88 | 2017-01-10 22:30 | 農業 | Comments(0)

耕作放棄地の解消?

国内の耕作放棄地は、埼玉県の面積に相当する38.6万haとなっているそうです。
私が住んでいる中山間地域のみならず、関東平野辺りでも見かけます。
一説に、国内消費される食料を生産するためには、1,500万haの農地が必要(国内農地は約500万ha)と言われていますので、耕作放棄地の解消は大切なことと考えられます。
ただ、この算出には、家畜の飼料を生産することも入れられますので、予算獲得のための疑わしい面もありますね。実際は、コストや物流の問題で国内生産と輸入の組み合わせが現実的な施策だと思います。

国が予算消化のためもあって、耕作放棄解消の旗を振れども、国内農業生産の高コスト構造、農家ばかりにしわ寄せが行く構造の中、人口が減少に転じていることから、無理して開墾しても農家は報われない気がします。
しかも、当地のような耕作放棄地の場合、平野部と違い、機械のアクセス、水の便、日当たりが悪いなど放棄されるべくして放棄されていることがありますので、耕作放棄地の解消が一律に良いとは言えないです。

折角、公金と注ぎ込むのですから、まずは、優良農地の放棄地化を防ぐこと、できる限り集約化すること、そして、そこへやる気ある農家を貼り付けることを中心にし、それでも足りない時に、条件の悪い放棄地に手をつけるようにした方が、政策としての効果が高いと思っています。

近所でも、放棄地解消して、やはり条件が悪いから放棄されている事例は多々ありますしね・・・。

農業の衰退は土地条件が悪いとはで起きるのではなく、儲かる仕組みがないことを、りっかりと理解すべきだと思います。

役所の方々は、予算を消化し、放棄地解消○○haと言えれば、それで良いのでしょうが、その後のフォローをし、しっかりと効果を検証し、より効果のある施策として欲しいところです。

当地に来て10年目。優良農地の放棄が進んでいることを実感しますので、何かしら手を打って、次の世代に託せるようにしたいと思います。

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by sekikonko88 | 2016-09-05 23:46 | 農業 | Comments(0)

意識を変えること

農協への出荷は、出荷伝票を添えて指定の集荷所に持って行くことなっています。
道の駅のような直売所への出荷は、納品時バーコードラベルを印刷・貼付し陳列することとなっています。
そして、両方共、売れた分が手数料引かれて口座に入金される仕組みになっています。
(直売所の場合は、売れ残りは翌日自主回収しなければならないそうです)

首都圏への販売がダメになったことを受け、昨年来、地元へ軸足を移し、地スーパーチェーン様等とのお付き合いが始まりました。
この手の方々は納品と請求は別物で、月末締めで「請求書」を作成・送付し、入金頂くシステムになっています。

通常はこれが普通なのでしょうが、農家としては驚きですし、手間が増えて面倒と思いました。
しかしながら、作りっ放し農業はダメで、売り方・売り先を意識することが重要と思っている者としては、ブツに限らず、金銭の遣り取りも同様なのだと気づかされました。
出荷して終わりでなく、責任もって、先方へ請求すること(回収)の重要さを実感しています。
(農家って、出荷してお仕舞いと思っている方多いです)

農家も経営センスを持つべきと良く言われますが、それは感覚的なこと、数字上のことだけでなく、様々なお作法を通じても培われるのだろうと思っています。

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by sekikonko88 | 2015-11-29 06:36 | 農業 | Comments(0)

昭和の由来

先日参加した産業労使秋祭り。お誘いを受け毎年出展しています。
恒例の鏡開きがあり清酒が振舞われます。日本盛の樽です。
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「百姓昭明協和萬邦」なる能書きが書いてあります。(月桂冠のHPによると「うた」というそうです)
大抵、清酒の樽には、「芳醇無比」とか「名聲布四海」なる自画自賛的な言葉があるので、珍しいですね。

調べてみると、とても深い意味がありました。
詳しくは下のリンクをどうぞ。昭和の元号の元になったとは。
http://fukushima-net.com/sites/meigen/478
とても良いお言葉です。
感銘を受けましたが、日本盛は大手なので積極的には飲みませんです。
申し訳ありません。


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by sekikonko88 | 2015-11-16 23:06 | 農業 | Comments(0)

師匠のお言葉

東和地区入植に当っては、地元の名士であるO野さんのお世話になりました。
役場時代、シーズン中は、米、野菜、オフシーズン中は、里山に入り、原木シイタケ栽培という
環境を活かした営農スタイルに感銘を受けたものです。
(東和の方々は山仕事が好きな方多いので、シーズン、オフシーズンは逆なのかも知れません)
影響、恩義共に受け、他の方にお話する時は、「師匠」と敬称しています。

以前、とあるツアーの受け入れが東和地区であり、参加者と地元住民との意見交換会がありました。
その場で、師匠が、「農業が大事だと言っている方々の多くが、農業・農村の事を理解せず、共有せずに言ってるんだ」と
仰いました。(ご発言を100%覚えている訳でないので、私に聞こえた言葉を再現)
温和な師匠にしては珍しく、痛烈で批判的なお言葉です。
どういう経緯で、このようなお言葉を発したか分かりませんが、私は、至極当然のことと思いました。

現場にいない方々が、農業・農村の再生やら復興やらと、イメージで語ったり、情に訴えたり、逆にそれに共感する例を良くみます。
関心を持って頂けることは有り難いですが、真実が見えていないのは残念な限りです。

こういうギャップというのは、どの分野でも多かれ少なかれあるもので、なかなか埋まらないものですけどね。
私自身も気を付けねばなりません。

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by sekikonko88 | 2015-11-16 22:37 | 農業 | Comments(0)

先生の悩み

中島紀一先生(茨城大学名誉教授)のご指導の下「あぶくま農と暮らし塾」に取り組んでいます。
初年度は、農学の専門家をお招きし月1回のペースで座学、次年度からは、篤農家のほ場にての講義を交える等、様々な学びの機会を提供してきました。

塾の活動を通じて、有機農業についての知識を深めることができ、また、東和地区以外の方々との行き来が出来たりと、とても有意義なこと多く、取り組んで良かったと実感しています。

2年目を終えようとしていた時に先生と懇談をしていたところ、「和気藹々としているのは良いのだが、あの若者達はあのまま、ノホホンとしたままで良いのか?」と嘆かれていました。
先生としては、学びの結果、新規就農者達が目の色を変えて、仲間同士切磋琢磨し農業に勤しんで欲しいとのこと。
「興味を湧き起こさせられない程、農学に力がないのか?」
老教授の煩悶は尽きぬようです。

従来、民間療法的な扱いだった有機農業は、「有機農業推進法」(H18)が制定されて以来、公の施策、研究の対象となり、普及や研究の成果は目覚ましいものがあります。とは言え、それは制度や栽培技術という点であり、販売・消費まで含めた川下の対策についてはまだまだです。流通業界の方が、20世紀は生産技術の革新の時代で、21世紀は提供技術の革新の時代だと仰られましたが、有機農業については、生産・提供両方の技術革新をして行かねばなりません。

と言う状況を踏まえると、農学は時代のニーズに応えきれていないのかも知れません。
でも、やはり、問題は学ぶ側にあると私は思います。
進歩する意思のない人間に、学びの機会を与えても、良い機会を与えても活かすことはできないと思います。

モチベーションの高い人間がもっと農業・農村に入って来るような仕組みが必要だと感じています。

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by sekikonko88 | 2015-09-15 22:30 | 農業 | Comments(0)