昨年の暮れのこと2
2016年 12月 29日
大腿部が裂けたので30針程度の処置をして頂き、退院後は二本松の病院で経過を見ることとなりました。因みに、今は糸で縫うことはせず、医療用のステイプラーで止めるだけです。バチ!、バチ!と処置された時を思い出すと鳥肌が立ちます。
経過は良好で抜糸となりました。
医者に、抜く時は、チクッ程度の痛みですからと言われ・・・、
医療用とはいえホッチキスの針が刺さりっぱなしの状態なのに痛みを感じないのは何故ですか?と問うと、
打たれた時は痛みを感じるが、それが一旦体内に入るとその状態に「適応」し痛みを感じないとのこと。
なるほど「適応」ですか。
だから針を抜くのは適応状態でなくなることなので、抜糸の時は、1つ毎に背筋がゾクッ!としました。
あの感覚は嫌です。
入院当初は、普段と違う生活リズムと不自由なベッド生活にウンザリしていましたが、その内に慣れて、自分のペースを掴み、入院生活を楽しめるようになりました。つまりこれも「適応」。
原発事故後に、取引先のM野専務さん(当時の役職。現在は別会社へ転出)は、「強いものが生き残るのではなく、「適応」したものが生き残るのだ」とダーウィンの進化論を引き、厳しい現状に適応し突破するよう励ましてくれました。ここでもキーワードは「適応」。
私なぞは適当に生きて来た部類ですが、上手く「適応」してきたと言えば、それなりに聞こえが良くなりますね。
by sekikonko88
| 2016-12-29 08:45