福島に移り住み早8年。脱サラ夫婦2人(+子供2人)の安全安心おいしい農的生活です。コンの日記 http://nouka.blog68.fc2.com/ もご覧下さい。


by sekikonko88

耕作放棄地の解消?

国内の耕作放棄地は、埼玉県の面積に相当する38.6万haとなっているそうです。
私が住んでいる中山間地域のみならず、関東平野辺りでも見かけます。
一説に、国内消費される食料を生産するためには、1,500万haの農地が必要(国内農地は約500万ha)と言われていますので、耕作放棄地の解消は大切なことと考えられます。
ただ、この算出には、家畜の飼料を生産することも入れられますので、予算獲得のための疑わしい面もありますね。実際は、コストや物流の問題で国内生産と輸入の組み合わせが現実的な施策だと思います。

国が予算消化のためもあって、耕作放棄解消の旗を振れども、国内農業生産の高コスト構造、農家ばかりにしわ寄せが行く構造の中、人口が減少に転じていることから、無理して開墾しても農家は報われない気がします。
しかも、当地のような耕作放棄地の場合、平野部と違い、機械のアクセス、水の便、日当たりが悪いなど放棄されるべくして放棄されていることがありますので、耕作放棄地の解消が一律に良いとは言えないです。

折角、公金と注ぎ込むのですから、まずは、優良農地の放棄地化を防ぐこと、できる限り集約化すること、そして、そこへやる気ある農家を貼り付けることを中心にし、それでも足りない時に、条件の悪い放棄地に手をつけるようにした方が、政策としての効果が高いと思っています。

近所でも、放棄地解消して、やはり条件が悪いから放棄されている事例は多々ありますしね・・・。

農業の衰退は土地条件が悪いとはで起きるのではなく、儲かる仕組みがないことを、りっかりと理解すべきだと思います。

役所の方々は、予算を消化し、放棄地解消○○haと言えれば、それで良いのでしょうが、その後のフォローをし、しっかりと効果を検証し、より効果のある施策として欲しいところです。

当地に来て10年目。優良農地の放棄が進んでいることを実感しますので、何かしら手を打って、次の世代に託せるようにしたいと思います。

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by sekikonko88 | 2016-09-05 23:46 | 農業 | Comments(0)