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福島に移り住み14年。脱サラ夫婦2人(+子供2人+ヤギ4頭)の楽しくておいしい農的生活です。


by sekikonko88

有機JAS認定農産物の生産量を26年度までに50%増加

農水省の政策目標です。果たして結果は如何に?
H25時点での評価はC。
原発事故で東北が振るわずとの言い訳が書いてありましたが、それだけでしょうか?

福島県は、自らが認定機関となり有機JASの認定を行なっています。
私も平成20年より認定を受け毎年更新してきました。
公の期間が認定機関になっているので手続きに掛かる経費は16,000円と破格のお値段です。
(環境保全型農業直接支払で十分賄えます)

普通に農業をしている方々は、特段、書類を求められることなく、認定料を払うこともなく何もなく済んでいると思います。
(最近は農協が栽培履歴、誓約書だせと言ってはいますが)
ところが、私達有機農家は、育苗、栽培、格付、資材購入等々の記録や証拠書類が求められ、この事務コストもバカにならないと思います。

JAS有機が普及しないのは、出荷方法、売り先がないという出口の問題は当然ありますが、事務手続きが面倒との入口での問題もあると思います。

だからと言って、JAS有機の認定を受けたい農家の事務負担を軽減するというのは、制度の信頼性を保つためにも問題あります。
だから、逆の発想で、普通の農家にも平等に記帳の義務を課せば良いのではないでしょうか?
卑しくも人様の口に入るものを生産しているのですから、有機だからとか、慣行だからとかは関係ないと思います。
規制緩和が世の流れですが、この点だけはしっかりしておいた方が良いと思いませんか?


by sekikonko88 | 2014-09-25 23:13 | 農業