福島に移り住み早8年。脱サラ夫婦2人(+子供2人)の安全安心おいしい農的生活です。コンの日記 http://nouka.blog68.fc2.com/ もご覧下さい。


by sekikonko88

ノモンハンの夏

季節外れの表題ですみません。
新生児がいるので終日蟄居の正月だったこともあり久々に読書をしてみました。

言わずと知れたノモンハン事件の本です。
何故、事件に至ったのか、参謀本部の弱腰に対して関東軍の陸大出身のエリート参謀達が、プライドと思い込みで暴走し、統帥を越えていく様が国際情勢を交えて丁寧に描かれています。

戦争に負けたのは国力のみならず組織体質も指摘されているので、驚くに値ませんが、読んでいて、上を上と思わない下克上体質というのは凄いなーと感じました。余程自信があるのか信念があるのか。
「上に聞いてみます」と言うのが現代の役人ですが、昔は、凄い人がいたんですね。
今の日本のイメージ年齢は51.7歳ですが、昔は20歳位だったのでしょうか。

とは言え、その暴走で多くの犠牲が出たのは看過できない事実。
事件後、暴走した幕僚達は軽い処分だったのに対して、現場で戦った連隊長クラスは、命令通り踏みとどまって自決か、自己判断で退却して帰還後自決かという過酷な運命だったとのことです。
現場で働く人間を軽視する思想は昔からあったのですね・・・。
その後の日本は、同じような過ちを繰り返し敗戦に至ると。

「日本軍の下士官兵は頑強で勇敢であり、青年将校は狂信的な頑強さで戦うが、高級将校は無能である」とのソ連の将軍の言葉。
時代を越えて実感するものありますね・・・・。
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by sekikonko88 | 2011-01-07 01:12 | 生活 | Comments(0)