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福島に移り住み14年。脱サラ夫婦2人(+子供2人+ヤギ4頭)の楽しくておいしい農的生活です。


by sekikonko88

シワ寄せ

農地・水・環境保全向上対策を実施する「戸沢7区保全会」。
年間80万円程度の交付金を受け、草刈・危険木除去等の共同活動や農業用施設の補修をしてきました。それにより、農村の美しい景色が保てた他、狭くて農業機械が通れなかった農道が拡幅されたり、用排水に不具合のあった開水路が補修されたりして、生産性向上、耕作放棄防止に大いに役立ってきたと思っています。

この事業で農道や開水路が改修された流れで、田圃の暗渠を直したいという話も出てきたのですが、ハード整備が目的の事業ではないので十分な予算額がありません。

そこで以前聞いていた国直轄の50%補助の事業について問い合わせてみました。
すると、事業期間は、21~23年度だったのですが、例の「事業仕分け」のトバッチリでなくなってしまったそうです。
通常の補助事業を受けると、必要以上の規格で整備され割高となり、補助率が良くても受益者負担額は大きくなりますが、この事業だと、(行政の指導を受けて)直営で簡易な補修等ができるので割安な整備が可能となります。

条件が良い地域なら、通常の補助事業でも良いでしょうが、条件不利地の当地においては自力施工の事業の方があっています。(ただし、事業採択要件が面倒なところ点は否めませんが)

事業仕分け賛否両論でしょうが、どの程度現場の事を知った方が判決を下したのか・・・考えると不安になります。仕分けて現場にシワ寄せが来るようでは困ったものです。
by sekikonko88 | 2010-04-12 22:51 | 農業