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福島に移り住み14年。脱サラ夫婦2人(+子供2人+ヤギ4頭)の楽しくておいしい農的生活です。


by sekikonko88

2010年世界農林業センサス

行政区で統計調査員をされている方が調査票を持ってやってきました。
5年に一回全国で行われる調査で、国勢調査の農村版のようなものです。

私の場合は、曲がりなりにも農業を営み、ある程度の収入を得ていることから、
農林業経営体調査の対象になります。
営農形態、規模、作目、収入等々の詳細な質問が並んでいます。

調査票を埋めながら自身の営農について客観的な数字で把握できたのが良かったでしょうか。
小規模ながら遊休農地を開墾して普通畑にしたので、耕地面積の上積み(日本全国からすれば微々たるものですが!)に貢献できたかな~と思いましたが、それ以上に、放棄される面積の方が多いんでしょうね・・・・。

調査票を埋めていて、
「農業経営の特徴」の項で、環境への負担を軽減した農産物の栽培を行っているかとの質問があり、選択肢が、行っていない、行っている(化学肥料の低減、農薬の低減、堆肥による土作り)となっていました。有機農業に取り組む者にとって、化学肥料の低減、農薬の低減に丸を付けることはありえないので、堆肥による土作りだけに丸を付けました。一寸割り切れないものが残りました。

有機農業や環境への配慮に関する質問一切なく、生産に関する質問のみというのは昭和テイスト。
調査結果は、国・地方での農林業施策の企画・立案に使われるとのことですが、これでは有機農業はまだまだ施策の対象となっていないということですねぇ。

パンフに記載されていた気になる数字を紹介します。
販売農家数:331万戸(1985)→196万戸(2005)
農業就業人口:543万人(1985)→335万人(2005)
凄い数字ですね。
by sekikonko88 | 2010-02-06 20:27 | 農業