人気ブログランキング | 話題のタグを見る

福島に移り住み14年。脱サラ夫婦2人(+子供2人+ヤギ4頭)の楽しくておいしい農的生活です。


by sekikonko88

A・B×M・L

加工業者用に、A・B規格のLサイズのキュウリを1箱5kgで出せと依頼があり、
グループで対応するようなので、出すことにしました。
何処かの惣菜屋で使うそうです。

で、グループ出荷の時の要領で、キュウリの成り軸周囲をテントウムシダマシに喰われているものをセットしたら、翌日、これはダメですと、ダメ出しされてしまいました・・・・。

普通、成り軸は切って捨てるでしょう?問題ないよなーと思いましたが、仲介者によれば、このままの姿で先方に渡るので見栄えの良いものを頼みますとのこと。なんともねぇ。
流通業者、仲介者なくして販売がままならない生産者は従う他ありません。
まずは見栄えが大事なんでしょうから。

見栄えと言えば、農産物の規格ですね。
農産物の出荷に当たっては、決められた規格に合わせ選別する必要があります。
今NPO経由で出荷している規格は緩いですが、JA出荷では細かい規格があります。
見栄え、果長、果重、曲がり具合、そり具合等々。
ま、細分化、規格化、ルール大好きの日本人らしいですね。

外国のスーパーで、サイズ分類なしに無造作に野菜が積まれていて、それを消費者が無造作に欲しいだけ袋に入れて、自分で量って清算するというのとは大違い。

農産物の規格について、
お付き合いしている有機バイヤーさんは、
安く買い叩くために決められたものと断罪しています。

なるほど!
市場では、需要に対して入荷が1割多いと価格は半分、入荷が1割少ないと倍になるそうです。そんな時、規格が細分化されていれば、篩う理由は付き易いですしね。

売り方も人任せにしない道を模索したいものです。
決意新たにしました。
by sekikonko88 | 2009-07-30 22:41 | 農業