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福島に移り住み14年。脱サラ夫婦2人(+子供2人+ヤギ4頭)の楽しくておいしい農的生活です。


by sekikonko88

誰が農地を維持するのか

暑い一日でした。
今週末が田植え作業のピークでしょうか。

この辺りでも、田植えの時期が早まり、GWから始まります。隣が終わると気を揉んでしまうのが人情ですね。でも、やはり、東北の高冷地なら、ゆっくり田植えの方が良いと思います。

昔、養蚕が盛んだった頃は、6月に田植えが当たり前で、その苗たるや手のひらを越える大苗で、先端部を千切って植えたそうです。

ま、それはさておき、5月中旬田植えをする下の田圃で代かきをしていたので、勉強のため見に行きました。代かきをするのは作業受託するプロ。それを耕作者の爺さんと私で見ていました。
流石、仕事の手際が違います。見る分にはただなのでよく勉強しました。

さて、見学中、爺さんから、
「もう歳だから、この田圃やんねーか」と言われました。御歳74歳。田圃の機械作業は全て委託して水管理と草刈だけをやっていますが、「田圃仕事はコワイ(疲れる)んだ」と言っています。

爺さんがやらないならやるしかないですね。田圃を荒らす訳にはいきません。

でも、気が付けば、この窪でも、今年、採算が合わないということで一人の老人が放棄し、今年は頑張ったけど来年は止めたいという方が数名いるようです。私の田圃があるこの窪は、土が良いので、他の田圃を放棄してもここだけは作ると言われていましたが、遂に耕作放棄が始まりつつあります。

誰がこの耕地を維持するのか・・・。この問に自分なりに答えを出していかなければなりません。
by sekikonko88 | 2009-05-09 19:55 | 農業